「ジントニック」
barのみならず、居酒屋やクラブなど様々なシーンで飲まれる定番カクテルでもあり、バーテンダーにとって基本のキとも言えるカクテル。
「いまさらジントニック、、?そんなの知ってるよ〜」と思ったそこのあなた!!
気持ちはわかる…だかしかし、よく耳にするカクテルではあるが、その詳細については知らない人も多いはず…!
そんなわけで今回はジントニックの歴史から味わい、作り方など紹介していこうと思う。
◎ジントニックのルーツ
ジントニックの起源は18世紀までさかのぼる。
インドなどの植民地で働いていたイギリス人がマラリア対策として飲んでいたトニックウォーターに薬用酒として飲まれていたジンを混ぜたことがきっかけだそうだ。
マラリアの特効薬として目がつけられたトニックの原料キニーネ(キナの木から抽出したもの)は苦味が強く飲みづらいものだったけど、その苦味をジンが和らげてくれることが発見されたのが混ぜるきっかけだったみたいだ。
◎ジントニックの味わいや度数
ベースで使うジンのアルコール度数は40度前後のものが多い。これだけ聞くと度数が高そうだけど、トニックウォーターで割ることによってジントニックのアルコール度数は5%くらいになる。
すっきりと軽やかな口当たり、炭酸によって広がるジンとライムの香り。しつこくない甘さのキリリとしたドライなカクテル
「ジントニックっ!一杯目に飲まずにはいられないっ!!」
どっかのカリスマ吸血鬼もそんなこと言ってたような、言ってないような…
◎材料・作り方・コツ
準備するものはざっとこんな感じ↓
・グラス
・バースプーン
・氷
・ジン
・トニックウォーター、炭酸水
・カットライム
①グラスに氷を入れて※ステアをしてグラス全体を冷やす※かき混ぜること
②ジンを注ぐ
③ライムを搾りステアする
④トニックウォーターを注ぐ
⑤氷を軽く持ち上げて混ぜる
完成!
これだけみると材料と作り方、どちらもシンプル。
しかし、シンプルだからこそ使う材料や作る手順のかけ方次第で味わいの振れ幅が広がるとても面白いカクテル。
お家で美味しく作りたいときは
・氷はお店で買ったものを使う
・グラスはうすはりのものを使う
・ライムを最後に絞ってみる
・トニックだけでなく少量の炭酸水を加えて甘さの調整をはかる
などなど。
ほんの一手間、工夫を加えて自分好みのジントニックを見つけるのもいいと思う。
◎とりあえずジントニック
ジントニックはバーテンダーにとって最初に学ぶカクテルの一つ!
先ほども話したが、材料、作り方がシンプルだからこそ作り手の力量が試されるカクテル。色んなお店のジントニックを飲んで、好みの一杯を出してくれるお店を見つけるのも楽しみの一つ。
そこからbarやお酒の世界が広がっていくと思う
敷居が高い、メニューが無くて何を注文していいかわからないなどBARには入りづらいイメージが多くある。
この記事を読んでbarに興味が湧いた方、最初の一杯は「とりあえずジントニック」から始めてほしい。
〈BAR 鎹〉 板橋 凛
読者コメント